WR-VやZR-Vと似た車名の多いホンダSUVの選び方 国内で購入可能なモデルを網羅、狙い目は?

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WR-Vのインパネまわり
WR-Vのインパネまわり(写真:本田技研工業)

外観の特徴は、ヴェゼルがクーペのような流麗で都会的シルエットなのに対し、WR-Vはオフロード4WD車のようなタフで分厚いボディを採用する。また、室内はかなり広めで、とくに後席の足元スペースはトップクラス。シート自体のクッション性も高く、乗り心地は快適だ。

ホンダによれば、WR-Vの海外仕様となるエレベイトが販売されているインドでは、運転手付きでオーナーが後席に座るケースも多いことも関係しているという。現地では高級車に位置し、より後席の座り心地を追求して開発されているのだ。ただし、そのぶん、座面と背もたれにかなり厚みがあり、センタータンクレイアウトの採用もないため、後席の背もたれを倒してもヴェゼルほど荷室をフラットにはできない。荷室の使い勝手がいいという点では、ヴェゼルのほうが上といえるだろう。

設定は1.5Lガソリン車&FFのみとシンプル

WR-Vのラゲージスペース
WR-Vのラゲッジスペース(写真:本田技研工業)

WR-Vのラインナップは、前述のとおり、1.5Lガソリン車で駆動方式2WD(FF)のみ。ベースグレードの「X」、中級グレードの「Z」、上級グレードの「Z+」の3タイプを用意する。価格(税込み)は209万8800円~248万9300円で、全タイプを250万円以下に設定。ホンダSUVでは、最もリーズナブルな価格帯だ。

ただし、そのぶん、装備の充実度ではヴェゼルのほうが上。例えば、「ACC(アダプティブ・クルーズコントロール)」。高速道路などで、適切な車間距離を自動で保ちながら前車を追従する機能だが、ヴェゼルのACCは渋滞追従機能付き。渋滞時に前車が止まると自車も自動停止し、再発進すれば追従の再開も可能だ。一方、WR-VのACCは、車速が25km/h未満になると機能が自動で解除される。停止後に、再追従するには、通常のアクセル操作などが必要だ。

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