
ホンダのコンパクトSUV「WR-V」が一部改良を受け、2025年3月7日に発売される。新型は、中級グレード「Z」と最上級グレード「Z+」の内装をアップデートするとともに、ブラックの内外装パーツを採用した特別仕様車「ブラックスタイル(BLACK STYLE)」も追加。また、ベースグレード「X」以外の全タイプに新色「オプシダンブルー・パール」を新設定するほか、2025年夏ごろには「Z+」にブラウンのプライムスムース(合成皮革)シートを採用した仕様の発売も予定する。
SUVらしいタフな外観と比較的リーズナブルな価格設定などで、好調な売れ行きを見せているWR-V。そのマイナーチェンジ版は、2024年3月の発売から約1年という比較的短いスパンで登場するが、その狙いとは何か。また、今回の改良型は、主にインテリアの商品力アップを狙っていることがポイント。ただし、そのぶん「全タイプ250万円以下」という当初の価格コンセプトを覆し、250万円を超えるタイプを設定する点も注目だ。ホンダが主催した事前撮影会に参加し、新型WR-Vの詳細について取材した。
ホンダのコンパクトSUV「WR-V」とは
WR-Vは、ホンダがインドで生産・販売する「エレベイト(ELEVATE)」の国内仕様車で、日本では輸入車扱いとなるモデルだ。車体サイズは、全長4325mm×全幅1790mm×全高1650mm。ホンダのコンパクトSUVには「ヴェゼル」もあるが、ヴェゼルのほうが全長は15mm長く、全高はWR-Vのほうが60~70mm高い。とくに全高の高さからか、個人的な印象では、WR-Vのほうがやや大きめの車体に感じられる。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら