WR-VやZR-Vと似た車名の多いホンダSUVの選び方 国内で購入可能なモデルを網羅、狙い目は?

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一方、ZR-Vは、より価格帯は高くなるが、そのぶん、余裕ある走りや上質な乗り味、独特の外観などが魅力。比較的クルマにお金をかけられる40~50代などで、ひと昔前であれば、高級セダンなどを選んでいたようなクルマ好きも、ユーザーには多いのではないかと思う。

そして、水素で走るCR-V e:FCEV。こちらは、価格が高いだけでなく、前述した水素ステーションの数など、インフラ面の問題もあるため、当面、多くの販売台数は望めないだろう。だが、カーボンニュートラル実現に向けて、次世代車両の開発や普及は待ったなしの状態なのも確か。そんな中、CR-V e:FCEVが今後、市場からどのような反響を受けるのかも興味深いところだ。

プロトタイプが披露されたHonda 0シリーズにも注目

CES 2025で公開されたHonda 0シリーズの「Honda 0 SALOON」と「Honda 0 SUV」
CES 2025で公開されたHonda 0シリーズの「Honda 0 SALOON」と「Honda 0 SUV」(写真:本田技研工業)

いずれにしろ、ガソリン車からハイブリッド車、FCEVまで、国内でもラインナップが充実してきたホンダSUV。北米では、BEVタイプのSUV「プロローグ(PROLOGUE)」や「アキュラ・ZDX」なども販売しており、今後は日本にも100%電気で走るSUVモデルの投入もあるだろう。

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とくに、ホンダが新しくグローバルで展開するBEVブランド「Honda 0シリーズ」の動向は気になるところだ。ちなみに、ホンダは、アメリカ・ラスベガスで2025年1月7~10日(現地)に開催されたテクノロジー見本市「CES2025」で、0シリーズ第1弾となる中型SUVのプロトタイプを披露し、2026年に発売することを明らかにしている。

2024年末には、日産自動車や三菱自動車との経営統合の話まで飛び出して、今何かとホットといえるメーカーがホンダ。パワートレインが内燃機関から電動モーターなどに変わろうとしても、依然として世界的に人気の高いSUVのジャンルに、これからホンダがどのような新型モデルを出してくるのかにも注目したい。

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平塚 直樹 ライター&エディター

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ひらつか なおき / Naoki Hiratsuka

1965年、福岡県生まれ。福岡大学法学部卒業。自動車系出版社3社を渡り歩き、バイク、自動車、バス釣りなどの専門雑誌やウェブメディアの編集者を経てフリーランスに。生粋の文系ながら、近年は自動運転や自動車部品、ITなど、テクノロジー分野の取材・執筆にも挑戦。ほかにも、キャンピングカーや福祉車両など、4輪・2輪の幅広い分野の記事を手掛ける。知らない事も「聞けば分かる」の精神で、一般人目線の「分かりやすい文章」を信条に日々奮闘中。バイクと猫好き。

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