WR-VやZR-Vと似た車名の多いホンダSUVの選び方 国内で購入可能なモデルを網羅、狙い目は?
そして、一番の問題は、水素を補充する水素ステーションの数。次世代自動車振興センターの調べによると、2024年9月11日現在、国内に設置されている水素ステーションは、全国で157カ所。水素ステーションは整備が始まったばかりで、その数はまだ限られており、FCEVを普及させるには、まだまだインフラの拡充が必要だといえる。
まとめ:各モデルはどんなユーザー向きか
以上が2025年1月現在、国内で購入可能なホンダ製SUVだ。これらのうちで、やはり一番の売れ筋はヴェゼルだろう。例えば、自販連(日本自動車販売協会連合会)が発表した2024年4月~2024年9月分(6カ月間)の新車販売台数ランキングでは、ヴェゼルが3万6251台で全体の9位、ZR-Vが2万2156台で全体の21位、WR-Vは1万7891台で全体の23位となっている。
ヴェゼルは、おそらく、充実の装備による利便性や快適性の高さ、それに車体価格のバランスがいいことで、より幅広いユーザーに支持されているのだろう。また、ガソリン車だけのWR-Vと比べ、ラインナップにハイブリッド車もあることで、高いリセールバリューが予想できるのも注目点だ。
さらに、WR-Vがクルマにさほどお金をかけられない比較的若い層をメインターゲットにしているのに対し、ヴェゼルのユーザー層には、それらに中高年やシニアなども加わるはずだ。例えば、子育てを終えた世代が、ミニバンなどからダウンサイジングして、次に乗り換えるクルマとしてヴェゼルを選ぶケースも多いのではないだろうか。
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