本田技研工業(以下、ホンダ)が、新型コンパクトSUV「WR-V(ダブリューアールブイ)」について、価格や発売日などの詳細を正式発表した。
2023年11月に公式特設サイトで先行公開され、2024年3月22日発売となるこのモデルは、SUVらしいタフな外観や、クラストップレベルの広い荷室空間を持つことなどが注目。また、200万円前半~250万円以下という価格帯は、ホンダSUVラインナップのなかで最もリーズナブルな設定となることで、大きな話題を呼んでいる。
しかも、このモデルが属するコンパクトSUV市場は、ここ数年、大きな需要増をみせている成長ジャンルで、ライバル車も数多い。そんな激戦区へホンダが新規投入するWR-Vとはどのようなモデルで、どんな特徴があるのか、詳細を紹介する。
ガソリン車のみ、シンプルな3グレード構成
新型WR-Vは、ホンダがインドで生産・販売する「エレベイト(ELEVATE)」の国内仕様車で、日本では輸入車扱いとなる。車名は、「Winsome Runabout Vehicle(ウィンサム ランナバウト ビークル)」の頭文字を組み合わせたもの。ホンダによれば、Winsomeには、「楽しさ」や「快活さ」という意味があり、「このクルマと生き生きとした毎日を楽しんでほしいという思いが込められている」という。
日本仕様のWR-Vでは、ラインナップにエントリーグレードの「X」、中級グレードの「Z」、上級グレードの「Z+」といった3タイプを設定。いずれのグレードにも、パワートレインは1.5Lガソリンエンジンのみを搭載し、駆動方式も2WD(FF)だけと、かなり割り切った設定になっている。
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