日本人なら懐かしい「歌の昭和史」総ざらい(中編) 「何曲知っているか」で"読者の年代"がわかる?

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積み上げたレコードジャケットとレコード盤
歌の昭和史を振り返ってみよう(写真:hellohello/PIXTA)
今年、2025年は昭和100年の年である。これを機に『赤とんぼ』からユーミン、シティ・ポップに至る「歌の昭和史」を振り返ってみる。
昭和の歌謡は、まずラジオ(今年は放送100年)とともにあった。
戦後はテレビの時代に移行し、多数のスターやアイドルを輩出。またレコードからCDへという時代の変化もあり、ヒット曲を生み出す社会環境も激変した。
中編では戦後のヒット曲から見ていく。
*この記事の前編:日本人なら懐かしい「歌の昭和史」総ざらい(前編)
*この記事の後編:日本人なら懐かしい「歌の昭和史」総ざらい(後編)

ラジオからテレビの時代へ

まずは、「僕はあらゆるジャンルの芸能史が流れこんでくる川をみつけてダムをつくることにした」と語る永六輔の『芸人たちの芸能史』(中公文庫)に注目したい。

同書の後半、「ヒットソングの系譜」から、昭和21(1946)年以降の年間トップ売り上げの曲を拾ってみよう。

TV番組にもなった『遠くへ行きたい』の作詞でも知られる旅の人・永六輔は、マスメディアの光と影を、大衆芸能の原点に立ち返って照らし出す。

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