そしてこのときに重要なのは、終わらせるべきことが何なのかを「具体的に」することです。例えば「数学の公式の最終確認がしたい」と思ったとします。このとき「数学の公式確認」ではなく、「参考書のこのページに書いてある公式一覧を1時間読む」というように、やる問題集や量、時間を明確にしていきます。
また残り2週間でどれくらいの勉強時間を確保できるか、計算しながらTo Doリストを作れば、自分がやるべきことを明確にできます。1日10時間勉強できるとして、100~150時間程度はここから勉強できるわけですから、この間に何を勉強するかをしっかり考えるのです。
残り時間との兼ね合いの中で、取捨選択も必要です。「英語はこれもやりたいな。でも、現実的に考えるとこれはそんなに時間をかけられないな」と考えて、優先順位をつけながらリストを作っていきます。
付箋に全部書き出してみる
もし余力があれば、それを全部付箋に書きます。「英語:2022年の過去問」「国語:実践問題集の復習1時間」というように1枚1枚に書いておきます。そしてそれを紙に貼って、終わったものは移動させていく、という勉強法がおすすめです。
なぜこの勉強法がいいのかというと、「やり忘れ」がなくなるからです。テストまでにやりたいことは無限にあるはずです。「できるならこっちの過去問を解いておきたい」「この問題集も完璧にできたらいいな」というようなものがたくさん存在しているはずです。
それを無作為にやっていると、「あれ!?この科目の勉強をやらずに終わってしまった!」「この問題集やっておくべきだったのに!」と優先順位の低いものを実行してしまう可能性があります。
そうならないようにするためには、残り2週間前の段階で「最後の最後でやっておきたいこと」を考え、優先順位を明確にする時間を作る必要があるのです。それを付箋で貼っておくことで可視化することもでき、やるべきことの整理もできます。
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