入社後3年以内に部下が退職、その「症例」と対応策 上司に心がけてほしいポイントを3つ紹介

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
●仕事に意義付けをする

仕事ができて褒められた後は、『仕事が「面白い」』と思ってもらうことが重要だ。そのためには、新入社員が仕事に意義を見いだせるように導いていく必要がある。

上司としては「この仕事は地味に見えるけど、会社を大きなリスクから守っているんだよ」「これを実現できると、社会にこういう価値を提供できるよね」などと伝え、仕事に意義付けをしていきたい。

スタートアップきの離職要因とアプローチ方法
(画像:『Z世代の社員マネジメント深層心理を捉えて心離れを抑止するメソドロジー』)

「できた→褒められた→面白い」のサイクル

入社1~3年目の部下を抱えている上司には、「Meaning不足」「Value不足」「Power不足」という3つの症例を押さえたうえで、「MVP体験」を意識したオンボーディングを実践していただきたい。

この実践によって「できた→褒められた→面白い」のサイクルを繰り返していけば、スタートアップ期の離職を減らすことができるだろう。

次回は、入社3~5年目の「ペースメイク期」に起こりがちな心境変化と、その対応策について解説していきたい。

Z世代の社員マネジメント 深層心理を捉えて心離れを抑止するメソドロジー
『Z世代の社員マネジメント 深層心理を捉えて心離れを抑止するメソドロジー』(日経BP 日本経済新聞出版)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします
小栗 隆志 リンクアンドモチベーション フェロー

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

おぐり たかし / Takashi Oguri

1978年生まれ。2002年、早稲田大学政治経済学部卒、株式会社リンクアンドモチベーション入社(新卒一期生)。人事コンサルタントとして、100社以上の組織変革や採用支援業務に従事。

2014年、パソコンスクールAVIVAと資格スクール大栄を運営する株式会社リンクアカデミー代表取締役社長就任。17年、株式会社リンクアンドモチベーション取締役に就任し、経営に携わる。23年より現職。同年、株式会社カルチベートを創業。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事