M-1歴代王者でもっとも"すごい漫才師"は誰か? ノンスタ石田×ギャロップ林の"同期対談"より

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石田:そうなるかな。でも、それでも俺は老害になるのを恐れてるんよ。

:アドバイスの仕方とかもあるやん。自分で先に「老害かもしれんけど……」って言っとくだけで印象が変わると思うわ。

石田:なるほどな。……おじさんがおじさんに悩み相談してるみたいになってるけど(笑)。

「M-1」2024注目の漫才師は誰だ!

石田:今年もM-1近づいてきてますよ(対談は12月11日に実施) 。どうなると思う?

:俺はM-1の予想とかあんまりしないんで。同期の「Mおじ」とはちゃうから。

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石田:Mおじ、すごいよな。Mおじことスーパーマラドーナの武智な。 あいつは会うやいなや、聞いてもないのに「今年はどこどこが強いで」って話してくるやん。

:でもあいつ、そっちに行きすぎて、燃え尽きてるのか知らんけど、「THE SECOND頑張りーや」って言うてもめっちゃ歯切れ悪いねん。「しょわしょわしょわ」みたいな。

武智とヘッドライトの町田さんはめっちゃ歯切れ悪い(笑)。そういう「漫才はちゃんと面白いけど不遇」みたいなコンビはTHE SECONDで注目を浴びてほしい。

石田:そうやな。ずっと売れてこうへんかった漫才師だと、今年はラストイヤーのダイタクがM-1決勝に行ったね。俺なんか娘が双子やから、双子芸人は無条件で応援してるわ。

:ああいう漫才師が行くと、みんなが喜んでいる感じがしていいよね。

石田:最近はM-1も決勝進出者の舞台裏を見せたりする。

この本を出すときも怖かったのは、お客さんが変な情報が入ってしまうことやねん。純粋に楽しめる人がほとんどやと思うけど、他の漫才師に対して、「石田が言っているのと違う」とか言う人が出てきたら恐ろしい。

:ほんまやな。「(令和ロマンの髙比良)くるまの本のほうがよかった」とか意味わからん批判も来そうやし。

石田:くるまの本は読んだ? めっちゃ面白いで。俺のは教科書っぽい感じやけど、あいつのはレポートみたいやねん。今までのことをダーッと書き殴った感じで、読み応えがあるで。

俺とくるまの本に疲れたら銀シャリの橋本くんの本(『細かいところが気になりすぎて』)もライトに読めるから、ちょうどいい休憩になっておすすめやで(笑)。

石田 明 お笑いコンビ「NON STYLE」のボケ、ネタ作り担当

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いしだ あきら / Akira Ishida

1980年2月20日生まれ。大阪府大阪市出身。中学時代に出会った井上裕介と2000年5月にコンビ結成。2006年「第35回上方お笑い大賞」最優秀新人賞受賞、「第21回NHK新人演芸大賞」演芸部門大賞受賞、2007年、NHK「爆笑オンエアバトル」9代目チャンピオン、2008年「M-1グランプリ2008」優勝など、数々のタイトルを獲得。「M-1グランプリ2015」では決勝の審査員を、「M-1グランプリ2023」では敗者復活戦の審査員を務めた。2021年からNSC(吉本総合芸能学院)の講師を務め、年間1200人以上に授業を行っている。ゲストの芸人とともにお酒を飲みながら漫才論や芸人論などを語るYouTubeチャンネル「NON STYLE石田明のよい~んチャンネル」も人気。

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林 健 コンビ・ギャロップ

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はやし たけし / Takeshi Hayashi

1978年5月17日生まれ、大阪府出身。A型。2003年12月、毛利大亮と共にお笑いコンビ・ギャロップを結成。『THE SECOND』初代王者。

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