日銀の政策決定会合や総裁会見は、プロがとりわけ重視する情報だ。
日本銀行が17年ぶりに利上げを実施。「金利のある世界」が復活した。本特集では、金利上昇がもたらす企業や経済、生活への影響を分析。金利に関する“キホンのキ”も詳細に解説している。
金利を読むには、政府などが発表するデータ、日銀総裁の発言をはじめ、さまざまな情報を複眼的に分析する力が必要だ。ここでは金利動向を読むための8つの情報源を紹介したい。
金利の動向を予測するための情報収集で、プロのエコノミストがとりわけ重視するのが、日本銀行(日銀)の金融政策の方向性をつかむことだ。ここで注目する材料は3つ。とりわけ短期金利については、日銀の金融政策でほとんどが決まる。
日銀の金融政策は日銀政策委員会が年に8回開催する金融政策決定会合で決定される。終了後には当面の金融政策運営に関する文書を公表。その内容は、①次回会合までの金融市場調節方針。展望レポート(後述)の公表のない会合の場合、②景気・物価の現状認識と先行きの見通し、③②の見通しに対するリスク要因も、この対外公表文に記載される。
総裁の記者会見も重要な手がかりだ
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