作者亡くなり18年『わかったさん』復活の軌跡 挿絵担当・永井郁子さんが悩みながら奮闘
クリーニング屋さんのワゴンに乗って、不思議なお菓子の世界へと迷い込んでいく──。
今も昔も多くの子どもたちを夢中にさせる『わかったさん』。
作者の寺村輝夫さんが亡くなって18年たった今年、10巻で完結していた『わかったさん』に、待望の新シリーズが発売された。
『わかったさん』に待望の新シリーズ
今回物語を担当したのは、寺村さんの世界観を誰よりも理解している、挿絵担当の永井郁子さん。
「寺村輝夫先生の『わかったさん』を、自分のもののようにして物語を作っちゃっていいのだろうか。そんな葛藤がありましたね。
寺村先生は天国で怒ってるかも……なんてね」
さらには「文章を書くのは苦手」と話す永井さん。そんな彼女はなぜ、このタイミングで新刊執筆にチャレンジしたのか。
ここに至るまでの軌跡をたどると、悩んで、迷って、葛藤し続けた18年があった。


















