黒木華が振り返る「がむしゃらに走り続けた20代」 「肩の力を抜いてみたら、30代が豊かになった」
友達は、多いからいいというわけではない。心を預けられる友達に必要なものは、会う頻度でもライフスタイルの一致でもない、もっと別のことだ。
気の合う友達とは考え方も近いから、あまりトラブルにもならないんだと思います。
人間関係において「自分を犠牲にしてまで一緒にいることはない」と黒木さんは言う。価値観の合わない人と無理して関わらない。本当に大切にしたい人がそばにいてくれれば、それ以上望むものはないのだ。
同じ考えの人が集まっているから、特にストレスもなく、平和にやっていけているのかもしれません。
依存せず、執着せず。心のよどむような会話もしない。互いに敬意と適度な距離感をもった、さっぱりとした付き合いは、まさに大人の友情だ。年齢を重ね分別を身につけた今だからこそ、自立した友情が悩める女性たちの休憩地点となる。
20代に悩みもがいた経験は決して無駄にはならない
順調に俳優としてのキャリアを築いてきた黒木さんだが、20代の頃には不安もあったという。特に、Woman type読者世代と同じ「28歳」の頃には、漠然とした将来への不安を感じていた。
働いているけれども、はたしてちゃんとできているのか、この先どうしていけばいいのか、漠然とした不安に追われていて、なかなか余裕を持てませんでした。


















