もう子どものやる気をそがない「親の話し方4選」 「親が自分をどう見ているか」を感じる手がかり

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6.「あなたも悪かったんじゃないの?」

友達とケンカした子どもに「あなたも悪かったんじゃないの?」と言うと、冷静さを教えたい意図が伝わらず、子どもは「味方ではない」と感じます。

7.「そんなこともできないの?」

挑戦をためらう子どもに「そんなこともできないの?」と言うと、子どもは「自分の能力を否定された」と感じ、さらに自信を失う可能性があります。

子どもの心に響く話し方4つの方法

では、上記のような「余計な一言」ではなく、子どもの心に響く話し方とはどのようなものなのでしょうか? 具体的な方法はたくさんありますが、代表的な4つをご紹介します。

1. 一般論として話す

子どもに直接的に指摘する言い方は、ときに反発を招くことがあります。そのため、具体的な事例を交えた一般論として話すのが効果的です。

例えば、「勉強を後回しにすると、成績が下がる人が多いみたいだよ」と言えば、子ども自身が「自分もそうなるかも」と考える余地が生まれます。

親が「あなたのことを言っている」と強調しないことで、子どもは冷静に話を受け入れやすくなるのです。この方法は、感情的な衝突を防ぎ、考えさせる余裕を与えるコミュニケーション術として有効です。ただ、子どもが勉強を後回しにしている、まさにその渦中に一般論として話をしても、自分のことを言われたと思うため、そのような場面は避け、通常の雑談の中に交えて話をします。

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