ではビジネスパーソンにとっての、仕事をする上での情報とは何であろうか?
それは大きく分けると、特定の専門分野に関する事項と、よりマクロというか業界やビジネス環境を取り巻く大所高所の視点や世の中の流れ、ということになろう。
短期的な視点と長期的な視点、と言い換えてもいいかもしれない。
多くのビジネスパーソンにとって、情報収集というのは前者、つまり自分の目先の仕事や自分の専門分野に係る事項が大半であるのではないだろうか。
もちろん仕事をしていく上で、その分野における情報収集は非常に大切である。
繰り返しになるが、ここでいう情報収集とは単なる眺める作業や目で見てわかったつもりになることではなく、自分なりの思考や解釈、つまり知恵にまで落とし込む作業のことをいう。
そのように考えると、思考というプロセスにまで深く落とし込む手前の段階で終わってしまっているヒトも多いのかもしれない。
自分にとっての「ベストソース」はあるか
いずれにしても、自分の担当が経理なら会計や税務知識のアップデートであったり、法務であれば法曹界の動きであったり、営業であれば自社や販売先の関することや自社製品や競合製品などに係る分析作業なりであるが、そういった専門分野の情報収集は誰の目に見てもその重要性は分かることだろう。
そして、「この分野であればこのサイト」とか、「この専門家のSNS発信が一番分かりやすい」とか、自分なりのベストソースを持っているケースが大半であろう。
それは先輩社員や上司からの推薦であったり、セミナーなどからで得たソースかもしれないが、いずれにしても自分自身も当該分野においてベースとなる知識が多少なりともあることから、ベストソースを自分で見極めることはあまり難しいことではないだろう。
反対に言うと、そういった専門分野における情報収集において、ベストソースとなるような何かを持っていない、というのであればまずは焦るべきだし、もっと真面目に業務に取り組むべきだ。
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