41. 日本人は外国に渡航中、基本的にパスポートの携帯が義務付けられている。
42. ただし、旅行先の市内でパスポートのコピーを携帯すればよいとされている国・地域では、盗難対策としてコピーのみを携帯することを外務省は推奨している。

43. 出入国のスタンプを押したり、ビザを貼ったりするための「査証(ビザ)欄」として、10年用パスポートには44ページ、5年用パスポートには28ページ設けられている。
44. 査証欄のスペースが足りなくなった場合は、パスポート1冊につき1回のみ有料で40ページの増補が可能。
45. 国によっては入国時にパスポートの残存有効期間が一定以上(3カ月~6カ月程度)必要となる場合もある。
空白ページをメモにしてはいけない?
46. パスポートの残存有効期間が1年未満であれば、それを返納して新たにパスポートを申請することが可能。
47. 書き込みが可能なのは裏表紙の所持人記入欄だけ。
48. それ以外のパスポートの空白ページをメモ代わりに使用してはいけない。書き込みがある場合、外国での入国拒否、日本から出国できないなどトラブルの原因となる。
49. 実際に、パスポートに子どもの落書きがあったために外国で入国拒否されたケースが起きている。
50. 未成年の子供のパスポートの申請には、両親権者の同意が必要。
51. 身分事項のページの「型/Type」欄にある「P」は「Passport」の頭文字で、これが旅券であることを示す。
52. 顔写真の下の数字は、ICAO(国際民間航空機関)で国際標準化された44桁2行の旅券情報。これを機械で読み取るため汚損・破損しないよう要注意。
53. パスポートには運転免許証のような更新制度はない。常に新規申請と同様となり旅券番号は変わる。
54. 有効期限内に更新しても期限満了後に更新しても手数料や発行までの日数は同じ。ただし有効期限内に更新すると提出書類が少なく済むというメリットはある。
55. 有効期間が切れたパスポートは国に返納する義務がある。ただし希望者には失効処理し穴を開けて還付される。
56. 米国では、日本のようにパスポート申請のための機関がなく、パスポートは郵便局で申請する。
57. パスポートを保管する際、衣類用防虫剤と一緒にしまうとラミネート部分が変色するおそれがある。
58. IC旅券を長期間にわたり磁気を受ける場所、高温の場所で保管するとICチップに異常をきたす恐れがある。
59. 日本のパスポートの紛失・盗難は年間42000件。
60. そのうち8割以上は国内で発生している。
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