浜辺美波が明かす、意外すぎる「自分へのご褒美」 「六人の嘘つきな大学生」撮影を通して感じた事
――劇中では、仲間だと思っていた6人が1つの席を巡って競い合う展開が描かれています。撮影も極限状態で進んだと伺いました。
緊張感のあるシーンが多く、撮影を通して自分自身も追い込まれていく感覚がありました。でも、その環境だからこそ、キャスト同士の結束力が強まっていきました。劇中では対立しているキャラクターたちですが、現場ではお互いに助け合い、支え合いながら進めていく感覚がありました。この撮影環境ならではの緊張感とチームワークが、作品にいい影響を与えてくれたと思います。
――「誰が嘘をついているのか」という推理要素が多い作品ですが、登場人物たちのきれいごとではない人間性も描かれています。この作品を通して視聴者に伝えたいメッセージはありますか?
私が作品に出演させていただくうえで一番大事にしているのは「楽しんでもらえること」です。作品が心に残ったり、思い出になったり、純粋に楽しんでもらえたらうれしいです。
今回特に伝えたいのは、「人間は一面だけじゃない」ということです。人は表と裏があるわけではなく、いろんな側面を持っています。私のことも、表に見える一部分だけで判断されて「裏切り」とはあまり思ってほしくないんです。
「表」と「裏」は、単に見え方の違いであって、どちらもその人の一側面です。角度を変えれば、新たな一面が浮かび上がってくる。そんな人間の多面的な部分を、この作品を通して感じてもらえたらうれしいです。
浜辺美波が明かす、インプットと成長の秘訣
――今作では、主人公でありながら黒幕のようにも見える複雑な役柄を演じられていますが、表現者としてインプット作業はどのように行っていますか?
映画を観たり、本を読んだり、舞台を見に行ったりして、日々インプットはしていますが、最近はその難しさを感じることが増えました。特に「インプットって何なんだろう?」と考えることが多くて、作品を観ると「こういう作品に出たい」という強い意欲が湧くんです。私にとっては「この作品に関わりたい」という気持ちが一番大きなインプットだと感じています。
そう考えると、やっぱり現場が一番のインプットの場なのではないかなと思っていて。他の役者さんや監督から学ぶことも多いですし、もっといろんな現場で直接経験することが、一番の勉強だと思っています。
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