新垣結衣が7分間語り続けた「欲との向き合い方」 新境地と言われる映画『正欲』で感じた本音
「私の人生において、大きな課題をいただいたなと、そう思っています」
新垣結衣の新境地とも言われる映画『正欲』。彼女はそこで向き合ったことについてそう語った。
「「多様性」に対して漠然と感じていたことが、作品を通して具体的に可視化されたように感じました。自分の想像が及ばない世界に、さまざまな思いを抱えた人が存在する。それがどういうことなのか、すぐに答えを見つけて終わるだけでなく、想像し続け、考え続ける重要性を感じました。この思いは、これから生きていく中でも大事にしたいです」
新垣さんは、多くの人に親しまれる俳優として抜群の知名度を誇る一方、そのパーソナリティについてはあまり知られていない。しかし、今回のインタビューでは、筆者のひとつの質問に対して7分間も自らの思いを語るなど、深い探求心と、真摯な姿勢が垣間見えた。
多くの人のイメージの中にない新垣結衣の姿
『正欲』は朝井リョウのベストセラー小説を映画化した作品だ。家庭環境、性的指向、容姿など、さまざまな背景を持つ人々の生き方を描きながら、人の生きる動機や推進力とは何かを探るストーリーとなっている。
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