赤羽から徒歩10分「嘘のように静かな街」の実態 2色の水門に住民が吸い寄せられる「岩淵」の魅力

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R-CAFEでは、チーズケーキ(400円税込み)とコーヒー(400円税込み)をいただいた。

グルテンフリーのチーズケーキは甘さ控えめで、コーヒーによく合う爽やかな味。人気の商品だという。

100年にわたって街を守る2つの水門 

岩淵町は、地図を見てわかる通り、背後に荒川が迫る。

かつて、付近は川の氾濫による洪水被害に悩まされた。被害を食い止めるために、国を上げての大規模な土木工事が行われた。

要となるのが、通称「赤水門」「青水門」と呼ばれる2つの岩淵水門だ。

赤羽岩淵
今回訪れたエリア。国土地理院発行の運営する電子国土Webから筆者が作成
旧岩淵水門
通称赤水門と呼ばれる旧岩淵水門(筆者撮影)
岩淵水門
通称青水門の岩淵水門(筆者撮影)

荒川下流河川事務所のパンフレットによると、江戸時代から明治時代にかけ、周辺では大規模な洪水が頻発し、住民の生活を脅かした。特に明治43年(1910年)の洪水は甚大な被害をもたらした。

これを契機として、洪水への対応能力を向上させるための、新しい放水路を建設することになったのだという。

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