赤羽から徒歩10分「嘘のように静かな街」の実態 2色の水門に住民が吸い寄せられる「岩淵」の魅力

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小学校のクラスも増えている

赤羽、岩淵町は、最近徐々に人気が高まっているらしい。新しく移り住む住民も増えているとのこと。

「うちの目の前にある赤羽小学校は、10年くらい前は一学年1クラスだったりしたけど、今では4クラスに増えていますよ。若いファミリー層が増えているおかげです。

あとね、これは地域の自慢のひとつだけど、このあたり一帯は、実はいろんな意味で災害に強いんです。岩淵水門や堤防のおかげで水害はなくなっているし、2011年の震災のときにも、計画停電はなかった。

どうしてか、定かなことはわからないけど、近くに陸上自衛隊の十条駐屯地(北区十条台1-5-70)があるからとも言われています。赤羽駅周りも昔に比べて治安は良くなっているし、今後はもっと人気が出ると思いますね」(西野氏)

相栄商事
(株)相栄商事の皆さん。真ん中が西野社長、左:永山嘉芙さん、右:渡邉大介さん(筆者撮影)

あまり知られていないけど、岩淵町という街は東京の歴史そのものだと感じた。

歴史を知ると、それまで見過ごしていた魅力に気づくことができる。ただただ静かな街に見える岩淵町も、実は隠れた「ちょっといい」ところのある場所なのである。

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末並 俊司 ライター

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すえなみ・しゅんじ / Shunji Suenami

福岡県生まれ。93年日本大学芸術学部を卒業後、テレビ番組制作会社に所属。09年からライターとして活動開始。両親の自宅介護をキッカケに介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)修了。現在、『週刊ポスト』を中心として取材・執筆を行っている。

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