今さら聞けない50・60代からの「新NISA」のキホン 投資で効率よくお金を増やすための心強い制度

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●定年退職後も働いて、余裕資金を作れる

定年を過ぎても、働いて収入を得る方が増えています。また、健康寿命は、男性72.68歳、女性75.38歳ですので、70歳までは多くの方が元気に働くことができそうです。

まずは、60歳から70歳くらいまでは労働収入を得て、なるべく余裕資金を多く作ることが大切です。100歳まで生きると考えると、それだけでは不足する可能性が高いため、働くと同時に投資で増やす必要があります。

新NISAは、投資で効率よくお金を増やすための心強い制度ですので、活用できるようにしましょう。

今こそ「貯蓄から投資へ」

新NISAがはじまったことで、多くの方が「貯蓄から投資へ」を実践しはじめています。

●日本の家計に眠る、巨額の預貯金

2024年第1四半期を対象とした「資金循環統計」(日本銀行)によると、日本の家計が保有する現金と預貯金の残高は1100兆円を超え、家計の資産のうち約51%を占めています。一方、投資信託や株式などは20%程度です。

米国では逆に現預金が約12%、投資信託や株式などが約53%です。また、投資割合が多い米国は、20年超で家計資産が日本の倍以上増えています(図)。

新NISA
家計の金融資産構成の日米比較(画像:『老後のお金の不安をなくす50代・60代からの新NISA』より)
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