巧みな自己開示で立ち位置を確保しよう、自己紹介の仕方ひとつで仕事のしやすさが変わる

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まずは1人目の精密機器商社に勤務するFさん(27)。Fさんは自分のことを職場で開示することを避けたいタイプ。職場の同僚と仕事上の会話は問題ないのだが、出身大学、現在住んでいる地域、趣味など自分自身のことを訊ねられると露骨に嫌な顔をして「そんなこと聞いてどうするのですか?」と話題を遮ります。

さらに、納会などを除いて社内の同僚との飲み会には欠席。こうした態度から「副業でもやっているのか?」とFさん不在のときには疑いの目が注がれる始末。

このように自分のことをひた隠しにすると周囲はよからぬウワサさえ立てるもの。そして「一緒に仕事したくない」と同僚から避けられる存在になってしまいました。さらにFさんの孤立感は高まり、上司の評価も【協調性が低い】と厳しいもの。

それでも淡々と仕事をこなしていますが「職場の同僚には何も知られたくない」とかたくなさは、さらにキツクなっていきそうです。これでは会社での居心地は悪化するだけでしょう。

確かに、「職場内でお互いのプライバシーに踏み込まないこと」と、帰宅時に食事を共にすることも慎むような指導が出るような、個人情報保護の権化のようなルールを持った会社もいくつかあるようです。

ただ、大抵の職場はチームで仕事をする機会があるので、

「同僚のプロフィール、タイプなど知っておくべき」

と考えられています。仕事を頼む、任せるときに信頼につながるからでしょう。あるいはタイプに合わせて役割分担をするからです。

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