過去10年で最大の流行「マイコプラズマ肺炎」とは 知っておきたい感染経路、症状、検査、予防、治療

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流行拡大が続くマイコプラズマ肺炎。正しい知識を持って対処しましょう(写真:shimi/PIXTA)

「咳が続くのですが、マイコプラズマ肺炎ではないでしょうか」

外来診療をしていると、このような質問を受けることが増えた。連日のようにメディアがマイコプラズマの流行を報じている影響だろう。

例年より流行が急拡大している

事実、マイコプラズマの流行は急拡大している。

下の図は、国立感染症研究所(感染研)のレポートだ。今年6月から感染者が増加し、過去10年間で最大の感染者数を記録している(※外部配信先ではグラフを閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)。

Infectious Diseases Weekly Report Japan 2024年第41週(10月7日〜10月13日)より

マイコプラズマの感染は1年中起こるが、特に多いのはまさに今、秋から冬にかけてだ。多くの専門医は、「マイコプラズマの流行はこれからが本番」と考えている。

そんななかで、筆者が患者さんとの対話で感じるのは、“マイコプラズマを怖がりすぎている”ことだ。

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