洋服の「カレー染み」キレイに消す洗濯の"ガチ技" やってはダメ「漂白剤で最初に付け置き」の理由

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このとき多くの人の洗濯は、カレー汚れにフォーカスが当たってしまい、洗濯の中心がカレーの落とし方になってしまうことが多いです。

ですが、僕らが提唱している洗濯は、カレーの汚れにフォーカスを当てるのではなく、服にフォーカスを当てる、です。あくまでも、それがどんな服に付いているかをまず明確にするのです。

Tシャツにあった洗濯絵表示(写真:筆者提供)

服には洗える強度の限界がそれぞれあります。

だから、汚れではなく、服を基準に洗い方を決め、服の限界を超えないように、そのなかで目一杯汚れを落とすことを考えます。これにより、服を傷めずに汚れをきちんと落とせるのです。

そこでまずは、このTシャツがどんなTシャツかを明確にしていきます。

Tシャツに付いているケアラベルを見て、素材と絵表示を確認します。素材は綿100%。水には強い素材なので、水洗い自体は問題ありません。

とはいえ、洗濯はただの綿の布を洗うわけではないので、どんな仕立てになっているかをさらに詳細に見ていきます。そのときに参考にするのが洗濯絵表示です。

洗濯絵表示を確認すると…

さっそく洗濯絵表示を確認すると、「40℃以下の水温で、洗濯機の弱コースで洗う」という表示が付いています。

この絵表示だけで見ると、弱水流で洗えばいいのだなと考えてしまうのですが、そうではありません。次に見るべきは、この表示の根拠です。

表示で弱コースでの洗濯を指定しているということは、標準のコースで洗うとTシャツに何かしら不具合が出る可能性があるということ。でも、Tシャツを見ると、弱コースで洗う必要がありそうな箇所は見当たりません。

刺繍と飾りが付いている(写真:筆者提供)

強いていうなら、胸のあたりに本をモチーフにした刺繍と飾りが付いていて、めくれるようになっています。

標準コースで洗うと飾りがちぎれる可能性があるため、これを考慮して表示を付けられているのかもしれません。ですが、おそらく標準コースでも問題なく洗えるのではないかと思います。

そもそもとして、子ども服で普段着として着るTシャツなら、当然こういった食べこぼしが付きやすいことは想定されます。すると、汚れが落ちにくい弱コースでの洗濯では汚れを落としきれず、すぐに捨てなければならないということが容易に考えられます。

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