オリンパス不祥事に海外投資家は何思う--リチャード・カッツ

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 なぜオリンパスの株主や取引銀行はこうした慣行を長く無視してきたのか。なぜ代々の経営陣はこうした慣行を続けるのか。不正経理をこれほど長く許してきたとの同じ考え方がこうしたほかの不健全な慣行を許してきたのである。これこそが日本の企業統治の真の不祥事だ。

不正行為に対して、あるいは同僚の不正行為を見て見ぬ振りをしたことに対して、オリンパスの幹部、取締役、会計士らに責任を取らせることが、企業の健全性向上に向けた大きな一歩となるだろう。

Richard Katz
The Oriental Economist Report 編集長。ニューヨーク・タイムズ、フィナンシャル・タイムズ等にも寄稿する知日派ジャーナリスト。経済学修士(ニューヨーク大学)。当コラムへのご意見は英語でrbkatz@orientaleconomist.comまで


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(撮影:今井康一 =週刊東洋経済2011年12月24-31日新春合併特大号)

記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
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