男性育休に否定的な上司が受けた「衝撃の仕打ち」 上司が男性部下の育休をよく思わない理由3つ

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また夜泣きが激しい息子を、妻の代わりに夜通しおんぶし、家の周りを歩いたこともある。それができたのは翌朝、会社に出勤する必要がないからだった。勤めていれば「夜泣きがうるさくて眠れない。何とかしろ」と妻に言ってしまっていたかもしれない。

だから思うのだ。もし、このように育児に携わった経験がなければ、私だって部下から育休を取りたいと申し出があったとき、

「奥さんが育児休暇を取ってるのに、なぜ夫も育休を取る必要があるんだ?」

そんな疑問を覚えたのではないか、と。

育休について無意識の思い込みはないか

(2)育児の大変さを軽視している

育児の現実を知らない男性は、育休を取る必要性を実感できず、育児を「それほど大変ではない」と考えがちだ。実際に育児に参加していないため、手伝いがなくても妻が対応できると思っているケースもある。

この背景には、育児に対する無知がある。多くの上司は、自分自身が育児に深く関わった経験がない。そのため大変さを想像できないのではないだろうか(前述の通り、私はその大変さを熟知しているつもりだ)。

育児とは単に赤ちゃんにミルクを与え、おむつを替えるだけの簡単な作業ではない。実際は、24時間365日休みなく続く重労働だ。夜中の授乳、頻繁なおむつ替え、泣き止まない赤ちゃんをあやすことは、かなり大変だ。

やってみればわかる。慢性的な睡眠不足はメンタルにも影響する。睡眠不足は「産後うつ」の発症リスクを高める要因として知られている。

核家族化が進み、地域のつながりも薄れた現代社会では、1人で育児を担う、いわゆる"ワンオペ"の負担が想像以上に大きい。

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