若き「億り人」が選んだのはアメリカの投信とETF 急落前に売って高騰前に買った、投資術の極意

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まずナスダック100には独自の魅力がある。ざっくりいうと、米国のハイテク企業をメインに投資する指数で、エヌビディアやアップル、グーグル、マイクロソフトなどの組入比率が高い。

これらは莫大な資本力を持ち、次々と新しい市場を開拓することで、市場の支配力を高めている。仮に新たに革新的な企業が出てきても買収することが多い。例えば、ChatGPTのオープンAIにはマイクロソフトが出資し、さらに強靭な競争力を手に入れた。

またたとえ買収されなかったとしても、その企業が成長し続けることで、最終的にはナスダック100に組み込まれる可能性が高い。このような企業の成長力を取り込むことによって、今後も大きなリターンをもたらすだろう。

現実に売買をする場合、タイミングを見計らい、天井で売り抜けて底で買い戻すのが理想だ。

20年前に比べて12倍以上に高騰した

過去20年間を振り返ると、ナスダック100はS&P500を圧倒している。S&P500が約3.7倍になったのに対して、ナスダック100は12倍以上にもなっている。

アメリカの株式市場はこれからも世界の成長を取り込むとみられる。中心となるナスダック100には、次世代技術の世界的なリーダー企業が組み込まれており、これからも新しい価値を創造し続ける。世界中から才能ある人々が米国に集まり、イノベーションが生まれる環境が整っているのだ。

株式投資では、天井で売り抜けて底で買い戻せたら、資産は増える。「そんなことができたら苦労しない」「一部の人は相場を当てられるかもしれないが自分には無理」と思うのは当然である。

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