「隣はヒズボラ」パレスチナ難民キャンプのヤバさ 9月にレバノン・ベイルート襲った空爆のその後

✎ 1〜 ✎ 28 ✎ 29 ✎ 30 ✎ 31
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
空爆前のベイルート南部ダヒエ周辺の様子(写真:筆者撮影)

レバノン保健省の発表によると、9月27日の空爆による死傷者は90人以上(暫定)であり、ヒズボラの拠点がターゲットとされたものの、犠牲者には一般市民も含まれるという。

ラフィク・ハリリ国際空港からほど近いベイルート南部はイスラム教シーア派の住民が多いのが特徴であり、半世紀以上も前に形成されたパレスチナ難民キャンプ「ブルジ・バラジネ(Burj Barajneh)」が位置するのもこの一帯である。

スンニ派だがヒズボラを支持

このキャンプで暮らす大多数のパレスチナ人はスンニ派に属するものの、祖国を侵略したイスラエルに対して強硬姿勢を貫いてきたヒズボラに対しては一定の支持を示す傾向にある。

なかには「唯一イスラエルに立ち向かう者」として、同組織の最高指導者ハサン・ナスララ師を声高に称賛する人もいる。

国道から臨むブルジ・バラジネ難民キャンプの入り口(写真:筆者撮影)
関連記事
トピックボードAD
政治・経済の人気記事