「お互いに期待しない夫婦」が断然うまくいくワケ 仕事がデキる人ほど相手に求める基準が高い
ストレッチは「伸ばす」という意味で、未来のゴールを伸ばすことをストレッチゴールといいます。
つまり、部下の仕事のポジティブな点とネガティブな点を見分け、ポジティブな面は褒め、ネガティブな面はストレッチゴールとして未来に示す、ということです。
以下のように、褒めて、ストレッチゴールを示すのです。
・ここはできているね
・ここは良くなっているね
・ここはこう直してくれないか
・次からはこうしてほしい
そうしてストレッチゴールを示し、納期を決めてもう一度持ってきてもらいます。
そうすると、ネガティブな点を叱る必要がなく、まったく同じことを伝えているのに、部下は自信をつけ、イキイキと仕事をするようになります。
これが、「現在への期待をしない」ということの具体的アクションです。
夫婦で期待のコントロールを試す
現在に期待しないことは、そのまま夫婦や子供へのコミュニケーションにも応用できます。
この現在への期待をなくすことは、人によってはじつにカンタンにやれるのですが、苦手な人は、慣れるまで本当に苦労します。とても難しいことです。
なにせ、相手に期待することは、「良いこと」だと思ってやってきたわけです。それをやめようとなっても、すぐにはできるようにならないでしょう。
期待をコントロールするには、感情とうまく付き合う必要があります。仕事がデキる人ほど相手に期待してしまうのは、基準が高いからです。