音楽を愛し、音楽に愛された街《「横須賀」がいま大盛り上がり》のあったかい事情…公開中の映画『父と僕の終わらない歌』や“名曲”の舞台に

5月23日から公開されている映画、『父と僕の終わらない歌』。アルツハイマー病とたたかう、寺尾聰さん演じる「父」と、松坂桃李さん演じる「僕」とのハートフルな物語です。
多くの人が経験するような、父と息子が持つ、どこかぎこちなくも温かい関係性を描いています。全編を通じて「歌」がテーマとなっており、物語を優しく感動的に包んでくれています。

イギリスで実際にあった出来事がベースになっているとのことですが、作品の舞台地として選ばれたのは、神奈川県横須賀市です。
横須賀市は、人口約37万人の三浦半島最大の都市。東京湾の入り口という地理的条件から、江戸時代に来航した「黒船」を機に「開国の町」と呼ばれ、諸外国との交流という特筆すべき歴史背景を持っています。
戦後もアメリカ海軍や海上自衛隊の基地が置かれるなど「基地の街」として知られ、新しい文化を積極的に取り入れる風土があることから、街全体に異国情緒あふれる場所が多いことも特徴です。
総務省のデータによれば、横須賀市の外国人人口は1980年以降増え続けており、現在約5000人。今後も増えると予想されており、市街地や無人島「猿島」を中心に、外国人観光客も増えてきています。
まるでアメリカの港町!「ドブ板通り商店街」
メインのロケ地となったのは、そんな横須賀市でもさらに特徴的な「ドブ板通り商店街」。

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