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伊那市と那須塩原市「EVバス」を導入した背景 小型電気バス「e-JEST」が目指す循環型社会

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e-JESTを用いた市内循環バスであるイーナちゃんバスの運行は、これまで同様、ジェイアールバス関東が担当する。

「我々は2019年4月からイーナちゃんバスの運行を担当しています。e-JESTは走行時のCO2排出がないという点で環境にやさしいわけですが、それだけでなくバリアフリー化/ノンステップ化を実現しており、さらに車いすの乗降時に活用するスロープが標準装備となっている点でも利便性が大きく向上しています。車両整備に関してはアルテックさんと連携を図りながら進めていきます」と語るのは、ジェイアールバス関東の代表取締役社長である小塙隆一さんだ。    

車両の販売を行うアルテック社長の池谷寿繁さんは、「EVバスであるe-JESTの導入は、持続可能な都市交通の実現を目指す伊那市のビジョンに合致し市内の環境保護にも貢献します。クリーンで快適な移動手段であるとともに“伊那市から減らそうCO2”という伊那市のお考えにも当てはまります」と、伊那市のスローガンとe-JESTの特徴が合致することを強調した。

トルコから来日したカルサン社のリージョナルセールスマネージャー・ギョルケム・ジナさん(筆者撮影)

この出発式には、トルコから来日したカルサン社のリージョナルセールスマネージャーであるギョルケム・ジナさんも同席した。

「伊那市のe-JEST出発式に同席できて光栄です。今後長きにわたるパートナーシップのはじまりです。白鳥市長のフロンティアスピリットに感銘するとともに、e-JESTがクリーンな移動の手段としてだけでなく、持続可能社会へと繋がっていくと確信しています」と力強く述べた。

車両デザインは公募から採用

車両デザインを手がけたヤマシタタケシさんと、白鳥市長(筆者撮影)

伊那市に導入されたe-JESTの車両デザインは応募総数101点の中から、商業デザインを手がけているヤマシタタケシさんの案が採用された。大胆に白とピンクで塗り分けられ、乗員の乗降ドアのある車両左側(主にピンク色)と右側(主に白色)では非対称のデザインを用いるなど、自然豊かな伊那市の街並みとの親和性が高かった。

イーナちゃんバス仕様のe-JESTは2024年9月からすでに市内循環バスとして活躍している。

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【栃木県那須塩原市でもe-JESTの運行が開始】

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