高橋文哉が語る「"周りの評価"との向き合い方」 芝居で心がけていること、先輩俳優からの刺激

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――お芝居をするときに心がけていることはありますか?

“生きる”ことですかね。演じる者と書いて演者ですけど、演じたくない。その場で息をしていたい。そのために必要なのは、事前準備がすべて。事前の練習期間でしっかり準備を重ねていくことが、現場で息をして、いい芝居になると考えています。

――具体的にはどういう準備をされていますか?

役の人となりをすべて理解しようとします。その間の生活すべてにおいて、この役柄だったらどう考えて、何をするかをその時々で当てはめて、自分に問いかけます。そこで感じたこと、生まれたものを現場で生かす。そういう引き出しを持っておくことで、役柄の余白を作ることを意識しています。

――常に役を意識する生活になりそうですが、オンとオフの切り替えはどうしていますか?

ほぼないです。だからといって、ふだんの僕が役になっているかというとそうではない。とくにオンオフの切り替えは意識していませんが、カメラの前でセリフを発した瞬間からスイッチが入る感じですかね。

ただ、暗い役柄を演じてる期間は口数が減ったり、その逆もあります。最近は『伝説の頭 翔』(テレビ朝日系)でヤンキーを演じているから、つい眉間にしわを寄せちゃったり、日常のコミュニケーションにドラマで演じた伊集院翔が入っていたり(笑)。そういう影響はありますね。

――シリアス系の重い作品などは、撮影が終わっても役が抜け切れないことはありませんか?

それはありません。終わればすぐに切り替えます。

息の長い俳優になりたい

――エンターテインメントシーンの第一線を走る高橋文哉さんが芸能界で生きていくうえでの“野望”を教えてください。

このお仕事を辞めないことだけですね。息の長い俳優になって、ずっとお芝居を続けていきたいです。

――いま目標にしていることはありますか?

たとえば、来年こんな作品に出たい、こういう作品で主演をやりたいとか、5年後にはこういう立ち位置にいて、このくらいのポジションになりたいとか、心のなかで思っていることはたくさんあります(笑)。

――この5年を振り返ると、その軌跡をどう見ますか?

自分が目指していた道ではないです。想像を大きく超えて上を行っているので。いまはそこに順応していくのに精一杯です。

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