森崎ウィン「大河にミャンマー出身者が出る意義」 映画「おしょりん」でもエネルギー溢れる演技

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森崎ウィン 大河ドラマ どうする家康 おしょりん
大河ドラマ「どうする家康」や、映画最新作「おしょりん」など話題作への出演が続く森崎ウィン(C)「おしょりん」制作委員会

ミャンマーで生まれ、小学4年生で日本に移住し、芸能界に飛び込んだ森崎ウィン。20代でスティーヴン・スピルバーグ監督の『レディ・プレイヤー1』(2018年)に主要キャストの1人として抜擢されハリウッドデビュー。30代に入りNHK大河ドラマ『どうする家康』で徳川家康の三男・秀忠役で出演と、メインストリームで活躍の幅を広げる売れっ子俳優のひとりだ。

順風満帆な俳優人生を送ってきたように見える森崎の活動の裏には、自身の出自に対する考え方と、日本における外国人俳優の活動の道を切り開きたいという熱い思いがある。

『どうする家康』で演じる徳川秀忠は10月15日の放送から年末のラストまで登場するなか、ミャンマー出身として大河ドラマで戦国武将を演じることへの思いと、最新作『おしょりん』(11月3日公開)での新しいものを生み出すエネルギー溢れる役柄との向き合い方、俳優としての生き方を語ってくれた。

芸能界で生きる自身との共通点を感じた役柄

――まずは最新作の『おしょりん』についてお話をお聞かせください。『おしょりん』は、メガネの製造が日本で始まった明治時代が舞台です。現在では日本製メガネの95%を生産する福井県の庄屋の兄弟が、さまざまな困難に立ち向かいながら、それを乗り越えて新しいものを生み出した情熱と挑戦を、家族や仲間との絆とともに描いています。本作のオファーが来たときに、どう受け止めましたか。

まだ誰も歩んでいない道を突き進んで、ゼロからイチを生み出す大きなパワーを、脚本を読んで感じました。これを誰かに伝えたい、という気持ちよりも先に、自分自身が作品からエネルギーをもらったんです。だからこの作品に出演できることが、すごくうれしかったです。

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