高橋文哉が語る「"周りの評価"との向き合い方」 芝居で心がけていること、先輩俳優からの刺激

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――調理師の資格をお持ちの一方で、俳優の道に進まれましたよね。芸能界への憧れなどもあったのでしょうか。

仮面ライダーを演じたとき、子どもたちがすごくキラキラした目で見てくれたり、街中で「応援しています」って声をかけていただいたりするようになって。

最初はその感覚が不思議だったのですが、自分が誰かの憧れや目標になることがうれしかったですし、心地よさもあって。次第に「この仕事いいな」と思うようになり、俳優という仕事のおもしろさや、魅力を感じるようになりました。

――俳優デビューから9月でちょうど5年になりました。競争の厳しい芸能界で、いまの成功につながった要因をどう考えますか?

運だけです。周りを見ても、自分自身を振り返っても、人との出会いなど、本当にいろいろな運が重なって今があると思っています。そのなかで、幅広い役の仕事をさせていただいて本当にありがたいです。

――運を引き寄せるのも芸能界で生き残っていくうえで大事な要素であり、それも実力かもしれません。

地元の友人の間でも、「運では文哉に勝てない」と言われています(笑)。

――これまでに挫折のような経験もありますか?

細かいことはたくさんありますが、いろいろな人との出会いや、さまざまな形の助けがあっていまの自分があると思っています。

『あの人が消えた』への出演決めた理由

――出演作が途切れず、仕事のオファーも多いと思います。そのなかから、人気漫画原作などの大規模な予算をかけるエンターテインメント大作ではなく、小規模な作家性の強い作品である『あの人が消えた』を選んだ理由を教えてください。

たしかに公開規模はそれほど大きくない映画ですが、オリジナルの脚本を読んだときに、強烈なおもしろさを感じました。この作品に主演として呼んでいただけたことが本当にうれしかったです。

脚本と監督の水野さんは『ブラッシュアップライフ』を拝見したときから一緒にお仕事をさせていただきたいと思っていましたし、共演者の方々のお名前を見て、とにかく楽しそうだと思いました。

あの人が消えた 高橋文哉
©2024「あの人が消えた」製作委員会

――水野さんらしい、裏の裏の裏まである重層的なストーリーです。ある名作洋画を思わせます。

撮影現場で監督とその洋画を見ながら、合せ技のような感じでやりたい、みたいな話をしていたことがありました。気づく人がどのくらいいるか気になります(笑)。

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