"時代遅れ"の「ファミレス」とくに厳しい店の正体 ガスト等の安い店より、中価格帯のほうがキツい?
じわじわ減っているファミレス
今年(2024年)の4月、筆者は東洋経済オンラインに「ファミレスが『時代遅れ』になってきてる深い理由 ガストもサイゼも…国内店舗数はジワジワ減少」と題した記事を寄稿した。
上位4チェーンが揃って国内店舗数を減少させていることを説明しつつ、個々人の嗜好が多様化し、「なんでも安く食べられる」こと自体が大きな魅力を持たなくなった現在、より専門的で個人の好みを満たすことのできる専門店のほうが、業態としては有利なのではないか……などと論じていた。
ただし、あれから数カ月経って各社の動向を見ていると、ファミレスの中でも「意外と善戦」しているところもあれば、「思ったより苦戦」しているところもあることがわかってきた。
業界をさらに細分化していくと、「低価格路線」よりも「中価格路線」のほうが、さらなる苦境を強いられているようなのだ。
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