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ヨーカドー「大量閉店」で晒された本質的な"弱点" 食品中心の店舗でも透ける「消費者の見えてなさ」

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  • 谷頭 和希 都市ジャーナリスト・チェーンストア研究家
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その敷地はもともと、1974年に「イトーヨーカドー西川口店」が誕生したところ。その後、2009年にイトーヨーカドーが展開するディスカウントストア「ザ・プライス」に業態転換をするも、2020年に再度「イトーヨーカドー西川口店」がオープン。複雑な経緯を持つ店だが、とにかく、イトーヨーカドー系列の店が、都合50年、この地に立ち続けている。

そんなお店に訪れてみると、

もはやお馴染みになってしまった「閉店お知らせ模造紙」(筆者撮影)

長年の歴史に幕が下ろされるのだな、と少し感慨深くなってしまう。

見かけは普通の食品スーパー

感慨もひとしお、店内に入ってみる。

いたって普通のヨーカドーである(筆者撮影)

中は、至って普通のスーパーだ。入ってすぐのところに青果が並び、その横に豆腐やら納豆やらのコーナーがある。

「ヨーク・デリ」が確認できる(筆者撮影)

また、ヨーカドー系列のスーパーで売られている「ヨーク・デリ」という惣菜も多い。お弁当などが充実しており、まさに食品スーパー的な店構えである。

ちなみに、2020年のイトーヨーカドー再オープン時のリリースを見ると「地域の皆様のニーズに合う品揃えで、バラエティ豊かに新鮮な商品をご用意いたします」と書かれ、取り扱い予定のさまざまな食品の説明が続く。

ヨーカドー側も、食品スーパーとしてここを生まれ変わらせる意識があったのだ。

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【「チャイナタウン」西川口に向けたラインナップ】

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