運営会社である大創産業代表取締役の矢野靖二氏によれば、Standard Productsは、海外展開を見込んで立ち上げたブランドで、ダイソーとは異なる基軸を目指すという。
とくに昨今は、円安による物価高の影響で100均自体の利幅が少なくなっていることもあり、今後のダイソーを支える柱になるかもしれない。
そんな、Standard Productsだが、今後の展開はうまくいくだろうか。消費者として、個人的に店舗を訪れるなかで、少しばかり不安になることがあった。今回はその一抹の不安を書いてみたい。
「ストーリー」を売るStandard Products
不安を語る前に、もう少しStandard Productsについて解説したい。その特徴はどこにあるか。それは、これまでのダイソーが徹底的に「実用性」をウリにしてきたのに対し、それとはまったく異なる「ストーリー」や「イメージ」をウリにしていることだ。
ダイソーは、多種多様な商品をすべて100円で買うことができる実用性を前面に押し出していて、店の中は商品がぎっしりと詰められている。薄利多売のビジネスモデルを巨大なレベルまで作ってきた。店内は、商品がよく見えるようにとても明るく、空間的にも実を取っている感じがする。
一方、Standard Productsの店内を見ると、商品が置かれている棚はゆとりを持って配置されていて、店の中はすっきりしている。そして、ディスプレイや看板などを大胆に使い、店の「メッセージ」を押し出す。
コンセプトでもある「ちょっといいのが、ずっといい」という言葉に始まり、それぞれの商品の横にはQRコードが付けられ、商品の「ストーリー」を見ることができる。
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【地場産業とのコラボを取り扱う】
