災害時の「ポータブル電源」購入で失敗しないワザ 長持ちさせる「上手な保存法」についても紹介!

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また一般的に、リチウムイオン電池の劣化防止には、60~80%充電した状態で保管するとよいといわれています。ポータブルバッテリーの使い道を考えると、60%の保存だといざというときに使える電力が少なくなるので、筆者は80%で再充電をお勧めしています。

その際も1回の繰り返し充電にカウントされるのでは? と心配でしょうが、80%→100%に充電した場合の劣化は非常に少ないので、安心してください。

南海トラフ地震が予測されている地域では、いつ災害が発生するかもわからないので、コンセントにつなぎっぱなしにしておくといいでしょう。影響の少ない地域では、気象庁から警報が出てからフル充電にしても数時間で充電完了します。

省エネとライフスタイルで選択

これまで見てきたとおり、熱に関する家電は消費電力が多いので、ポータブル電源はできるだけ使わず、工夫とアイデアで省エネするのがポイントです。

ポータブル電源には残量計がついているので、地域の防災情報を収集して、電力復旧までの予測日数をにらみつつ、省エネをしながら必要な家電を使うようにするのもポイントです。

ポータブル電源選び、そして停電をやり過ごすには、危険予知と同じで「認知(見て)」して「予測」することが大切です。

藤山 哲人 家電ライター

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ふじやまてつひと / Tetsuhito Fujiyama

「マツコの知らない世界」(番組史上最多の6回出演)「ゴゴスマ」「メーテレドデスカ!」「羽鳥慎一モーニングショー」「NHKごごナマ」他生放送にも多数出演。家電の紹介やしくみ、選び方や便利な使い方などを紹介。独自の測定器やプログラムを開発して、家電の性能を数値化(見える化)し、徹底的に使ってレビューする。現在インプレスの「家電Watch」や「文春オンライン」「現代デジタル」や「毎日新聞デジタル」などのWeb媒体をはじめ、少年画報社で家電マンガ「宇宙人ムームー」の技術監修と原作を担当、毎月ABCラジオやJ-WAVEなどで連載やコーナーを持っている。

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