災害時の「ポータブル電源」購入で失敗しないワザ 長持ちさせる「上手な保存法」についても紹介!

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一番の違いは、ポータブル電源は壁のコンセントに指し込んで使う家電を動かせることです。ほとんどが車のシガーソケット用の電源(12V)からも出力できます。USBでは昔ながらの大きなコネクタ(タイプA)も、新しい機種で使われている小さいコネクタ(タイプC)も備えています。急速充電にも対応しています。

災害時にスマホを常夜灯として使うのはオススメできません。すぐに電池切れを起こしますし、 何よりスマホは災害情報を得るツールとして活用すべきです。

また、懐中電灯は一晩程度であれば常夜灯として使えますが、長期間使うのは難しいです。乾電池はすべて売り切れてしまいます。ですから、懐中電灯は移動中の照明として温存しておきましょう。

ここで過去の災害の事例を見てみましょう。

どうですか? 電気の復旧は水道やガスに比べると非常に早いのがわかります。東日本大震災や熊本地震では、倒壊した家屋なども多数あり完全復旧まで時間がかかりましたが、それでも2~3日で過半数が復旧しました。

そう考えると、政府が想定する首都直下型地震でも6日間なので、その間の停電をやり過ごせるポータブル電源を用意すればOKです。特に、南海トラフ地震で大きな被害が予測されている地域、地震が多い地域では、政府の6日間は確保しておいたほうがいいと思います。

ポータブル電源は大容量になるほど高額です。生命保険などと同じで、リスクと予算を見比べて、停電に備える基準日数を決めましょう。

使う家電は選ぶのがポイント

よくポータブル電源の記事で見かけるのが、ホットプレートで焼肉をしたり、ケトルでお湯を沸かしたりという写真です。

でもこれらは災害時では絶対にやってはダメです。

停電では、熱に関する家電はできるだけ使わないようにします。電気を使った熱は非常に効率が悪く、ポータブル電源でもあっという間にカラになってしまいます。

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