本へのとびら 岩波少年文庫を語る 宮崎駿著
アニメーション界の巨匠が、子どもの頃から親しんできた岩波少年文庫の中から精選した50冊を紹介する。
『星の王子さま』『ハイジ』『不思議の国のアリス』『注文の多い料理店』などの誰もが知る定番もあるが、面白いのに図書館になさそうな作品、読書の入り口として子どもたちに興味を持ってもらえるような作品を中心に選んだという。アニメーターらしく、物語世界を広げる挿絵のすばらしさについても語られているのが興味深い。
本を読ませたい親には、読書に効用を求めて読ませるのではなく、1冊でもいいからその子が作品世界にどっぷり入り込むくらいに気に入るものを見つけてあげることが重要だとも述べている。
岩波新書 1050円
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