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「両利きの経営」って何?今さら聞けない"超基本" 「世界的イノベーション理論」をやさしく解説

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  • 入山 章栄 早稲田大学ビジネススクール教授
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一方、企業は収益を上げる必要がある。

そのためには「探索」をして新しく組み合わせて、うまくいきそうな知・アイデアがあるなら、それを効率化し、深掘りし、安定化させて収益を上げなければならない。

これを経営学では「exploitation」と呼び、私は「知の深化」と名付けている。

「両利きの経営」はイノベーションの最重要理論

このように企業がイノベーションを起こしていくには、両面が重要なのだ。

まず「知の探索」で遠くの離れた知と知を組み合わせる

他方、「探索」の結果うまくいきそうなものが出てきたら、徹底して深掘りして効率化する(「知の深化」)

経営学ではこの両方をバランスよく行うことを「ambidexterity」と呼ぶ。私は「両利きの経営」という訳語をあてた。

利益を上げつつイノベーションを生み出すには、「知の探索」と「知の深化」の両方をバランスよく行う「両利きの経営」が重要になるが、往々にして企業は「知の深化」に偏り「サクセストラップ(成功の罠)」に陥りがちになる/図表:『両利きの経営(増補改訂版)』より)

いまや、この「両利きの経営」という言葉は、日本企業にかなり浸透している。多くの大手企業の経営会議で、この言葉が頻繁に使われているようだ。

この「両利きの経営」という訳語を作ったのは私だが、考え方そのものは私のオリジナルではなく、世界のイノベーション研究で長年、最重要視されてきた理論なのである。

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