タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密 --ヨーロッパから来た楽しいコミック《宿輪純一のシネマ経済学》

ヨーロッパからやってくるのは経済危機だけではない。ヨーロッパで長年愛されている素敵なコミックのアニメーション映画もやってきた。前髪が立ったショートカットでカッコいい少年記者タンタン(TINTIN)と相棒の“白い”フォックステリア犬スノーウィ(SNOWY)の物語である。

『タンタンの冒険』は、もともとはベルギーのコミック。日本ではアメリカのディズニーのキャラクターほど有名ではないが、世界的にはかなりの人気シリーズで、世代や国境を越え50カ国以上で翻訳されている。日本ではなんと千葉銀行さんのキャラクターとなっている。

1929年にベルギーの漫画家エルジェが子供向けの新聞や雑誌に連載。その後23本(未完も入れると24本)の単行本にまとめられている。



©2011 Paramount Pictures. All Rights Reserved.


 タンタン自体もかなりの人気コミックであるが、今回の映画的な話題は、スティーヴン・スピルバーグが製作・監督をしていること、また彼にとって初めてのアニメーションであることである。しかも3D。さらには、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの監督のピーター・ジャクソンまでも製作陣に加わっている。それだけで、かなり期待できる。

実は筆者は出張でベルギーには30回程度行っているが、タンタンについてはショップもあり、地元ならではのすごい人気である。ベルギーの友人に聞いてみるとTINTINはフランス語では乾杯のあいさつでもあるが、そもそもは「空っぽ」といった意味で、読む人が決めればよい、みたいな感じもあるらしい。
 
 どうでもいいことでもあるが、筆者が気になるのはその発音である。フランス語だと発音は「タンタン」であるが、英語だと「ティンティン」となる。この映画のなかでは「ティンティン」と発音している。原題も『The Adventures of Tintin:The Secret of the Unicorn』と英語表記となっている。

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 角田陽一郎のMovingStudies
  • ポストコロナのメガ地経学ーパワー・バランス/世界秩序/文明
  • 最新の週刊東洋経済
  • 近代日本を創造したリアリスト 大久保利通の正体
トレンドライブラリーAD
人気の動画
ウエルシアがイオンと挑む「ドラッグストア飽和」打破の勝算
ウエルシアがイオンと挑む「ドラッグストア飽和」打破の勝算
東芝、会社「3分割」に残る懸念
東芝、会社「3分割」に残る懸念
約10年で3000店が消滅、「町の本屋」の切実事情
約10年で3000店が消滅、「町の本屋」の切実事情
企業同士の取引で「値上げラッシュ」が起きている
企業同士の取引で「値上げラッシュ」が起きている
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
「非財務」で生きる会社、死ぬ<br>会社 企業価値の新常識

今や株価を決める最大の要因は「非財務情報」というのが世界の常識に。優れた開示を行えば企業価値の向上につながる一方で、開示が不十分だと株を売られるリスクも。企業価値の新常識をめぐる混乱とその対処法に迫りました。

東洋経済education×ICT