こんな僕でも何とかなってきた、若い人には一生懸命頑張ってほしい--葉田順治・エレコム社長(第4回)

こんな僕でも何とかなってきた、若い人には一生懸命頑張ってほしい--葉田順治・エレコム社長(第4回)

--先日、ある経営者が「もう日本での上場をやめて香港に会社を移そうかな」と言っていました。日本人としていかにアイデンティティを保つかという部分で葛藤されているそうです。

それはダメですね。僕は大和魂。日本という国に生まれ、日本人として起業させてもらったので、納税してこの国で踏ん張ろうと思っています。

とはいえ、確かに法人税は高いですし、海外勢と戦うメーカーはめちゃくちゃハンデがありますね。企業も追い込まれていますから、海外へ出て行かざるをえない状況をつくっている政治がもっと責任を持つべきです。

やはりマネーサプライを増やしてインフレにし、通貨安にして所得の再配分をするしかない。企業所得よりも賃金所得を増やしてカネを回していかないといけないと思います。とにかく中間層を何とかしなければいけない。なぜこんな単純なことをやらないのか不思議で仕方がありません。まったくの経済無策です。最低でも1ドル=90円に戻さないと、日本は崩壊しますよ。

政治のことを言い出すとキリがないので、破綻しても生き残れるようにしておくしかありません。わが社は今、本気で海外を取り込もうと思っています。ヨーロッパは斜陽です。

エマージングなインド、ブラジルといった日本人がなるべく行かないところでの販売を考えています。まねされにくく、独自のノウハウが蓄積されますからね。特にインドは第2の創業と位置づけています。インドはすでに日本人がたくさんいますが、少なくともわれわれのような業態はない。

以前インドを訪れ、スラム街には手をつけず、そこを回避して海の上に有料道路が造られているのを見たときに、これぞデモクラシーの極致だと思って感動しました。遅れてはいるけれど、そこには真の民主主義がある。

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