こんな僕でも何とかなってきた、若い人には一生懸命頑張ってほしい--葉田順治・エレコム社長(第4回)

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--今の若いビジネスマンに何をアドバイスしますか。

一生は一回きり。目いっぱい努力して、頑張ることじゃないでしょうか。でも、今の子たちは大変ですよね。国は借金だらけでいずれ破綻する。これは経済という名の一種の敗戦ですから、新たな国をつくるくらいの気持ちで頑張ってほしい。

僕は20代、「自分が正しいと思うことを世に問うてみよう」、ただそれだけで頑張ってきました。家が半製品を作っていたので、最終製品を作りたいという思いがずっとあったんです。やってみてダメだったら死ぬか、路頭に迷うかという覚悟でやってきました。一生懸命やっていると、不思議と助けてもらえるんですよ。無担保で80億円貸してくれる銀行もありました。
 
 僕は今でもまだまだ不十分ですが、こんな僕でも何とかなってきたわけだから、若い人はとにかく一生懸命頑張ってほしいですね。

はだ・じゅんじ
1953年三重県熊野市出身。甲南大学経営学部卒業。1986年エレコムを創業、2006年に同社を上場させる。パソコン周辺機器を中心に年商600億円規模の企業に育てる。大阪本社。

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