天皇陵の謎 矢澤高太郎著
古代の天皇が埋葬されているといわれる巨大な古墳の数々は、宮内庁の厳格な管理の下で、“禁断の聖域”として立ち入りを禁止されている。そして、宮内庁があまりにも閉鎖的なために、陵墓そのものは一切の発掘調査ができない状態が長い間続いている。そのため、今や周辺の学術調査から明らかに被葬者が違っていると思われるもの、実在が疑われる天皇のものなどが多数に上るという。
陵墓とはいかなる場所なのか。初代神武陵から第42代文武陵までの古代の天皇陵には、本当は誰が眠っているのか。元新聞記者である著者が、宮内庁をはじめ、学者や研究者らへの取材と、限られた史料の分析を基にして、その謎に迫った。
文春新書 840円
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