目上の人に「お疲れさまです」は間違いなのか 同じことでも言い回しで印象は変わる
― 6割台半ばの人が「相手との人間関係を作り上げながら伝え合うこと」と回答―
〔全体〕人とのコミュニケーションにおいて、「相手との人間関係を作り上げながら伝え合うこと」と「根拠や理由を明確にして論理的に伝え合うこと」のどちらを重視するかを尋ねた。
「相手との人間関係を作り上げながら伝え合うこと」と回答した人が6割台半ば、「根拠や理由を明確にして論理的に伝え合うこと」と回答した人が1割台半ばという結果であった。また、「相手や状況によって異なるので、どちらかひとつには絞れない」と回答した人も1割台半ばであった。
〔年齢別〕年齢別に見ると、すべての年代で「(a)相手との人間関係を作り上げながら伝え合うこと」を重視すると答えた人の割合が高くなっている。特に、20代から40代では7割前後となっており、ほかの年代に比べて高い。また、「(b)根拠や理由を明確にして論理的に伝え合うこと」を重視していると答えた人の割合はどの年代でも1割台となっている。そのうち、60歳以上では、18.2%となっており、ほかの年代に比べて高い。
こうしてみると、6割以上もの多くの人が、誰かに話をしていて、「自分の言いたかったことが、相手にうまく伝わらなかった」という経験をしています。
そして、年齢が若ければ若いほど、「自分の話し方に問題がある」と感じ、更に若ければ若いほど「相手との人間関係を作り上げながら伝え合うこと」を重視しているのが解ります。
よりよい「言葉」や「言い回し」で想いを伝える
同じ思いも言い回しによっては、心に刺さる「しびれるひと言」になります。「今回の成功は部長のおかげです」
より
「部長の下で成功できたことはわたしの誇りです」
こんな言葉で言われたら上司冥利に尽きます!
「言葉の選択」によって人を変え、そして、その言葉によって自分を変える。 自分が発する言葉で、部下のやる気を引き出したり、ネガティブな上司や取引先の態度をガラッと変えたりできます。結果として、相手に対する自分の印象が変わり、自分の評価が高まり、自分自身のモチベーションも上がります。
コミュニケーションにおいて、よりよい「言葉」「言い回し」を選択できるようになると、あなたの「想い」が、上司や部下、取引先にしっかりと伝わるようになります。そんな勉強をするのには遅いも早いもありません。夏休みの今の時期がチャンスかもしれません。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら