ピクサー「クリエイタートップ」語る"続編作る"訳 映画「インサイド・ヘッド2」に込めた思い

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――最後に、ピートさんみたいに楽しく仕事をするための秘訣はありますか?

まずはビジネスのことを考えないことですね(笑)。自分は経済的な理由で何かをやったことはなくて、自分がこれをやらなければならない、という強い思いがあるからやっているだけなので。それがみんなに当てはまるのかどうかはわからないんだけど、でもお金よりも……。って、なんか説教臭くなってきたからやめようかな(笑)。

「自分の内から聞こえる声に耳を傾ける」

――ぜひ続きをお願いします(笑)。

(笑)。自分にとって満足できることは意義深いもの、自分にとって強く感じるもの、人間として人と関わりあえるものをつくること。スタンフォードのビジネススクールで教えている友達がいるんですけど、その人はこんなことを言っていました。「世界がやるべきことだと言ってくることよりも、自分の内から聞こえてくる小さな声に耳を傾けなさい」と。それは何事に対しても同じことですよね。

壬生 智裕 映画ライター

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みぶ ともひろ / Tomohiro Mibu

福岡県生まれ、東京育ちの映画ライター。映像制作会社で映画、Vシネマ、CMなどの撮影現場に従事したのち、フリーランスの映画ライターに転向。近年は年間400本以上のイベント、インタビュー取材などに駆け回る毎日で、とくに国内映画祭、映画館などがライフワーク。ライターのほかに編集者としても活動しており、映画祭パンフレット、3D撮影現場のヒアリング本、フィルムアーカイブなどの書籍も手がける。

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