IMF、対ギリシャ新規融資を承認せず 欧州の譲歩と経済改革の法制化が不可欠

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7月30日、IMFはギリシャが確実に債務を返済できるよう一段の取り組みで欧州各国と合意しない限り、ギリシャへの新規融資を認めない構えであることが分かった。写真は7月26日、宛て年で(2015年 ロイター/Yiannis Kourtoglou)

[ワシントン 30日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は、ギリシャが確実に債務を返済できるよう、一段の取り組みで欧州各国と合意しない限り、ギリシャへの新規融資を認めない構えだ。

ギリシャが長期にわたって債務を返済できるようにするには、欧州が債務軽減で譲歩し、ギリシャが経済改革を法制化することが不可欠とIMFはみている。

IMF当局者が30日、記者団との電話会議で明らかにした。

また向こう数週間の交渉を経ても、IMFが新たなプログラムの承認が可能とみなす段階には至らないとの見通しも表明した。

同当局者は「双方がこうした決定を行う用意が整うまで、いくらか時間がかかる」とした。

「IMFは、包括的なプログラムしか賛同できない」とも語った。

IMFと米国は、ギリシャの債務負担が持続不可能で、債権団に対する債務条件の一部緩和案を示すが、欧州諸国は難色を示す。

こうしたなか、ギリシャ財務省当局者は、翌31日に行われる支援プログラムの会合にIMFが参加することを明らかにした。

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