僕が実践しているのは、チャンス到来の日を座して待つのでなく、山を活用して着実に利益を積み重ねながら、ビッグチャンスがやってくる日を心待ちにする……という作戦です。
手に入れた山の活用法は、次のような取り組みが有効と考えています。
【活用法②】サバイバルゲーム場やアスレチック施設を作る
【活用法③】近くに駐車スペースがなければ、駐車場を作る
【活用法④】松茸やタケノコなど、採ったら売れるものを収穫する
【活用法⑤】杉やヒノキなど、加工すれば売れる樹木を育てる
【活用法⑥】太陽光発電の設備を整えて電気を売る
【活用法⑦】農園や果樹園を作ったり、貸農園として貸し出す
僕の場合は、樹木の育成や加工などが軌道に乗ったため、自分で永野林業という会社を興して、新たなビジネスをスタートさせています。
この会社は、山で木を育て、森を作り、そこで成長した木を伐採して、木材に加工して売る……ことによって、利益を上げるだけでなく、山や自然環境を守ることを目的としています。
手に入れた山を上手に活用できれば、さまざまなビジネスチャンスを生み出すことができるのです。
入手した山が「保安林」に指定されている場合は、樹木の伐採制限や地形の変更制限、伐採後の植栽義務などがあるため、事前にチェックしておく必要がありますが、山を有効活用することは、山の価値を高めることにもなります。
自分のアイデアを活かして、利益を得るための新たなチャンネル(ルート)を作れることが、山投資の面白さでもあるのです。
山に電柱があれば「電柱敷地料」が入る
山を手に入れても、有効活用するような時間はないとか、面倒なことはやりたくない……という人もいると思います。
そんな人であれば、黙っていても、何もしなくてもお金が入ってくる仕組みがあることを知っておく必要があります。「電柱敷地料」というものがあるのです。
電柱敷地料とは、自分が所有している土地に電柱があると、電力会社から毎年もらえる賃貸料のことを指します。自分の土地に電柱があるというのは、それを設置するための場所を電力会社に貸していることになるため、賃貸料として電柱敷地料が支払われるのです。
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