スティーブ・ジョブズ氏死去、アップルストアには献花も

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スティーブ・ジョブズ氏死去、アップルストアには献花も

10月5日、アップルは共同創業者で8月24日までCEO(最高経営責任者)を務めていたスティーブ・ジョブズ会長が死去したことを明らかにした。享年56歳。

アップルは同社のホームページ上に次のメッセージを沿えた。日本語サイトでは日本語訳を以下のように掲載している。

「アップルは先見性と創造性に満ちた天才を失いました。世界は一人の素晴らしい人物を失いました。スティーブを知り、共に仕事をすることができた幸運な私たちは、大切な友人と、常にインスピレーションを与えてくれる師を失いました。スティーブは彼にしか作れなかった会社を残しました」

ジョブズ氏は2005年6月、スタンフォード大学の卒業式のスピーチで自分の生い立ち、学生時代のこと、膵臓がんを宣告されたときのこと、そして死について語った。いま、ふたたびそのスピーチの中の「死」に対しての言及を思い出している人が多いことだろう。

「毎日を人生最後の日であると考えてください。いつかそれは必ず当たるから(中略)。誰も死ぬことは望んではいません。天国へ行きたいと願っている人も、そのために死にたいとは思いません。しかし、死は我々すべてが共有する運命なのです。これまでに、死を免れた者はひとりもいません。そうあるべきなのです。死というものは生物による最高の発明です。死は生物を大きく変えていく。古い生命を消すことで、新しい生命に道を確保できるのだから。現在、皆さんは新しい生命だが、将来古くなって、そして道を譲ることは間違いありません。芝居がかっていると思うでしょうが、これは真実なのです」。

今日は、多くのアップルファンが、ジョブズ氏の死を悼み、アップルの直営店であるアップルストアへ献花へ訪れることになりそうだ。タイトル横の写真は「アップルストア銀座」の午後14時30分の様子。


■午後14時のアップルストア名古屋

なおアップルストア名古屋にも、献花が集まっている。店員によると「さきほどお客さんが持ってきてくださった。このお花をみて『あとで持ってきます』と言ってくださるお客さんも多い。この台の上にいただいたお花は置いていきます」と説明してくれた。
(山田 俊浩 =東洋経済オンライン)

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