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都内の横幅1.8m「極細物件」工夫だらけ驚きの内部 「資材置き場」向きだった敷地に家を建てた

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さて、住宅の名前を「1.8m幅の家」としているように、家の横幅が細いこの物件。

そもそも「間口」とは、建築物が建つ敷地の道路に面している部分のことだ。建築基準法第43条第1項では、建築物の敷地は原則として2m以上接していなければならないと定められている。2.5m幅の敷地に建つ、幅1.8mの空間は、非常にスリムといえるだろう。

現在の写真。竣工時に両隣にあった建物は解体され、風景は変化した(写真:筆者撮影)

そんな難しい敷地条件において、建築家と住人はどのような空間を目指したのか。そこには、さまざまなこだわりがあった。

4匹の猫と夫婦が快適に暮らす家

この家に暮らしているのは、先ほど出迎えてくれたOさんとその妻、そして4匹の猫である。

出張が多いOさんと在宅での仕事もある妻、竣工時から暮らす「こはだ」「めかぶ」に、「ししゃも」「きびなご」が加わった。

ダイニングの壁の棚板を使い、猫たちは空間を行き来する(写真:Oさん提供)

もともと夫婦は、家づくりをしようと、職場へのアクセスと予算に見合う土地を探していた。そこでネットでヒットしたのが、間口2.5m、奥行き11mのこの場所だった。ちなみに細長い家にこだわっていたわけではない、とOさんは語る。

この土地は、間口が狭いからから、「資材置き場に最適」と書かれて売られていたというが、工夫をすれば家を建てられるだろうと土地を購入。いくつかの設計事務所に相談し、YUUAに依頼した。

敷地の様子。3方に開口部が取れない立地であることが伝わってくる(写真:YUUA提供)

狭小地で、敷地に制約があったものの、依頼を受けたYUUAの相原さんは「とても面白くてチャレンジングな場所」とポジティブに考えた。

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【家の中はまるで「キャットタワー」】

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